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世界の政治の中心地で視野を大きく広げる

  • 廣瀬 泰輔
  • 2013年度(第2期生)

Profile

所属先
国会議員秘書
最終学歴
防衛大学校 人文社会科学群 国際関係学科
派遣先
米国・戦略国際問題研究所 客員研究員
派遣期間
2013年8月〜2014年9月
CSISにて
CSISにて
NWCにて
NWCにて
Q1
今回の研究テーマを、ご紹介ください。

日米防衛技術協力に関する歴史を研究することで、他国との共同研究・開発・生産を進める上で必要な手続き、枠組み、そして、政策変更の3つを明らかにし、今後、日本が諸外国と共同研究等を円滑に進めていく上で構築すべきモデルを提示することを試みています。
日本では、近年、防衛産業基盤に関する議論が高まりを見せています。しかし、それらは日本の財政状況や国内企業の苦境など国内事情に端を発したものであり、国家安全保障、特に外交の視点に立ったものではありません。そこで、そうした視点を涵養すべく、最も整った制度を有し、活発な議論が行われ、かつ諸外国の情報も集まる米国・ワシントンDCに身を置くことを決意しました。

Q2
この留学で、主にどのようなことを行ってこられたのか、簡単にお答えください。

戦略国際問題研究所(Center for Strategic and International Studies.CSIS)の客員研究員として、主に日米防衛技術協力に関する歴史の研究と、防衛産業基盤に関する米国内での議論の動向について調査しています。
ワシントンDCでは毎週の様に防衛産業基盤に関するセミナー等が開催され、米国議会の公聴会でも度々議論が行われています。そうした場に足を運び、議論や空気感に触れるとともに、時に、「日米技術フォーラム」などの日米防衛技術協力に関する枠組みに実際に身を置く機会を得ています。また、防衛産業基盤に関する国内外有識者との定期的な会合を自ら開催しています。この夏には防衛産業基盤に関するCSIS内のプロジェクトにも参加させて頂く予定です。

Q3
国際フェローシップについての評価

幅広い分野で日本の将来に寄与しうる意義深いプログラムであり、特に海外研鑽を積む機会を提供する枠組みとしては最も恵まれたものだと考えています。大きな特徴は、渡航先での積極的な活動を可能にする「研究補助費」が整備されている点と、帯同する家族にも配慮した内容である点です。特に後者については、私の場合は叶いませんでしたが、オリエンテーションの際、「ご家族の方々にも一緒に海外に身を置いて頂ける機会を提供したい」という趣旨のお言葉まで頂きました。ウェブサイトで紹介されている「世界に出て、日本に資する」というプログラムのコンセプトを共有頂ける方には、是非ご家族と共に、この貴重な枠組みをご活用頂ければ幸いです。

Q4
日本に戻ってきてから、この留学の成果を、
どのように生かそうとお考えか、お答えください。

これまで度々海外に身を置いてきましたが、「世界の政治の中心地」とも言われる米国・ワシントンDC、その中でも各分野の有識者と情報が集まるシンクタンクに身を置くことで、視野が大きく広がったと感じています。
国家安全保障を構成する要素の一部である、防衛産業基盤。日本の同基盤を巡る動きは、2014年4月の防衛装備品移転三原則の閣議決定により、大きな転機を迎えています。その機を捉え、短・中期的には、今回の渡米で得た知見を実務において活かしたいと考えており、長期的には、そうした経験も踏まえて、国家安全保障全体に関与できる人材になりたいです。それと同時に、将来にわたり重要な日米関係の発展にも尽くしたいと思っています。