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フェロー間のネットワークを広げたい

  • 甲賀 大吾
  • 甲賀 大吾
  • 2012年度(第1期生)

Profile

所属先
ボストンコンサルティングファーム(BCG) コンサルタント
最終学歴
米国ミシガン大学自然資源・環境スクール修士課程修了
派遣先
【1年目】マサチューセッツ工科大学スローン・フェローズ・プログラム
【2年目】ハーバード大学ケネディスクール
派遣期間
2012年6月〜2014年4月
MITの教授およびクラスメイトと
MITの教授およびクラスメイトと
クラスメイトおよびその家族と
クラスメイトおよびその家族と
Q1
今回の研究テーマを、ご紹介ください。

留学の経緯・動機:
国際協力機構(JICA)および世界銀行において、発展途上国の開発と環境保全に係わる仕事に従事してきましたが、自分のルーツである日本が経済的に衰退の一途を辿るのを海外から眺めるにつけ、いずれ日本に対して貢献したいという思いを抱いていました。他方、これまでに培って来た環境分野の専門性では、日本の社会的、経済的課題の解決に大きな貢献をすることは難しいと考え、日本に帰国する前に、経営や経済政策の知識を身につけるべく、留学することを決めました。

研究テーマ:
グローバル経済下における国際金融秩序の構築と公的債務管理

意義:
米国のサブプライムローン破綻が世界の信用市場全体の危機へと瞬く間に拡大したことは、現代の世界経済が、金融危機を隔離することが難しい構造になっていることを如実に示した。危機の再発に向けた国際金融秩序の再構築は国際社会の最重要課題の一つである。また、今般の世界金融危機後に顕在化した先進国の公的債務問題も、連鎖的危機の火種となる危険性を孕んだ重要な課題である。

Q2
この留学で、主にどのようなことを行ってこられたのか、簡単にお答えください。

1年面はMIT Sloan Fellows Program in Innovation and Global Leadershipという一年間のMBAプログラムで、2年目の現在はハーバード大学ケネディスクール公共政策大学院の公共行政プログラムで学びました。いずれも修士課程プログラムなので、研究テーマに関連したコースを中心に履修しつつも、国際政治、エネルギー政策、リーダーシップといったテーマなど、幅広い分野の内容を学びました。また、大学外では、『Japan As No.1』の著者であるエズラ・ヴォーゲル元ハーバード大学教授の自宅で開催されるヴォーゲル塾に参加し、ケンブリッジに留学中の官僚、自衛官、民間企業職員、大学教員といった、様々なバックグラウンドを持つ日本人と、日本の諸課題について議論を交わして互いに学びつつ、親交を深めました。

(以下、ご参考)
1年目(2012年6月〜2013年6月):
英語:MIT Sloan Fellows Program in Innovation and Global Leadership
日本語:マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院スローン・フェローズ・プログラム
1年間のミッドキャリア向けフルタイムMBAプログラム(修了)

2年目(2013年7月〜2014年5月):
英語:Kennedy School of Government, Harvard University, Mid-Career Master of Public Administration
日本語:ハーバード大学ケネディスクール公共政策大学院、公共行政プログラム(2014年5月卒業予定)

Q3
国際フェローシップについての評価

留学中に妻が双子を出産し、子供三人を含めた大家族となりましたが、生活費や住居費の面で恵まれているため、家計を心配することなく勉強に集中できており、大変ありがたく思っています。また、日本財団の皆さんがいつも親身になって要望や質問に対応して下さる点にも感謝しております。ただし、フェローシップとしての本当の価値は、フェローシップ期間が終了した者も含め、フェロー間のネットワークが広がることにこそあると思います。これから日本財団の国際フェローになる皆さまに、いつかお会いできる日を楽しみにしております。

Q4
日本に戻ってきてから、この留学の成果を、
どのように生かそうとお考えか、お答えください。

今回の留学で、これまで触れる機会のなかったビジネスに関する知識を幅広く習得できたこと、また、経済政策等に関する知識を深めることができたことは、自分のこれからのキャリアに大いに役立つと思います。
帰国後は、民間企業に就職する予定なので、これらの知識を活かしつつ、プライベートセクターから日本経済の発展に貢献したいと考えております。将来的には、どのような立場であれ、日本を希望に溢れる国として再生することに貢献する仕事をしていきたいと思っております。