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国際生活機能分類の普及とリハビリの質の管理への応用

  • 向野 雅彦
  • 向野 雅彦
  • 2016年度(第5期生)

Profile

所属先
藤田保健衛生大学医学部 リハビリテーション医学I講座 講師
派遣先
Swiss Paraplegic Research
派遣期間
2016年4月~2017年3月

生活機能(たとえば、着替えや食事、入浴など)の分類と評価のための枠組みとして国際生活機能分類(ICF)が世界保健機関により作られたのは2001年のことですが、これまであまり臨床現場に普及していませんでした。私の留学先のSwiss Paraplegic Researchは、現在ICFの研究の指導的立場にあり、様々な国のチームと共同研究を行っています。私の研究の目的は、ICFの臨床現場への普及を促進する仕組みをここの研究チームとともに作り、患者様の生活機能の評価の標準化とそれを用いたリハビリテーションの質の評価に役立てることです。

スイスは大変治安がよく、街も清潔に保たれており、とても住みやすいところです。物価が非常に高くびっくりしますが、日本財団のサポートをいただいたおかげで生活の心配をすることなく滞在できており、大変ありがたく思っております。

私が国際フェローシップに応募した理由は、現在国際的な枠組みで進められているICFの普及は社会的な意義が大きく、国際フェローシップの趣旨に合致すると考えたためです。さらに日本財団から大きな支援をいただけたという事実は、研究所の中で自分の立場を認めてもらう上でも大きな助けとなりました。

今回の滞在期間中に共同研究を通じて日本におけるICFの普及の仕組みを作成しましたので、帰国後はさらに臨床現場への普及と、それを医療の質の向上に役立てる仕組みの構築に取り組みます。また国際リハビリテーション医学会ではICF普及のための小委員会で委員長も務めることになりましたので、その機会を生かして国際的なICFの普及にも尽力したいと考えています。

  • UEMSのリハビリテーション部門の会議にオブザーバーとして出席

    UEMSのリハビリテーション部門の会議にオブザーバーとして出席

  • Swiss Paraplegic ResearchのGuido A. Zäch研究所にて

    Swiss Paraplegic ResearchのGuido A. Zäch研究所にて