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帰国報告会 2015/12/18

国際フェローシップ2期生および3期生の一部がフェローシップ期間を終えて帰国したことに伴い、「世界に出て見えてきたこと 〜ネットワーク、発信力、イノベーション〜」というタイトルのもとで帰国報告会を開催しました。研究者の方々はそれぞれの専門分野で学んできたことー刑事司法制度について、アメリカのアジア戦略、世界の日本研究についてーについて報告しました。また、官僚の方々は大学院の勉強を通して感じ、学んだ日本との違いについての報告をしました。それぞれの報告終了後のラウンドテーブルディスカッションでは闊達な議論が交わされました。

各フェロープレゼンテーション(発表資料)

稲谷 龍彦 2013年度(第2期生)

日本法学の可能性試論―刑事法の視点から

田中 賢二 2013年度(第2期生)

『行政』を見つめた2年間

日野 由香里 2013年度(第2期生)

エネルギーセキュリティ

森 聡 2013年度(第2期生)

現代アメリカの東アジア戦略

清水 唯一朗 2014年度(第3期生)

世界のなかで日本研究を考えてみて―米・欧・豪・台・日―

稲谷 龍彦 2013年度(第2期生)

日本法学の可能性試論―刑事法の視点から

 「なぜ外国法を学ぶのか?」仏米で過ごした二年間、この一見単純な問に悪戦苦闘した。この問が難問なのは、歴史的に外国法の継受と関係して発展した日本法学においては、外国法の学習が自明の前提とされているからである。しかし、グローバル化は普遍的な法の存在に深刻な疑いを投げかけており、「先進的な」法を継受するという思考法は改められるべき段階にある。そこで、これまで「継受」の名の下で行われてきた作業の実質を学際的視点から批判的に検討し、日本法学固有の思考法や技術を明らかにするよう努め、冒頭の問いに答えようと試みた。未だ道半ばではあるが、この試みを継続し、その成果を積極的に発信することを通じて、法学の世界的な発展に寄与したいと思う。

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田中 賢二 2013年度(第2期生)

『行政』を見つめた2年間

 私は、国土交通省の行政官として、政策立案能力の向上と人脈形成を図るため、LSEの修士課程(行政管理コース)で2年間研鑽を積んできました。私が携わってきた交通問題の分野だけではなく、政策立案に係る基礎的な知識・スキル、政策の立案過程や執行過程、交通に関連する他の分野についても学習、研究を行いました。この経験を今後の政策の企画立案に反映させ、また、組織のパフォーマンスの向上や関係の皆様への貢献につなげていきたいと考えております。

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森 聡 2013年度(第2期生)

現代アメリカの東アジア戦略

 オバマ政権は、中国の台頭に伴って、中国と周辺国との間に、安全保障上の競争が発生するが、それができるだけ激化しないようにしたいと考えている。このため当初、アメリカの同盟国や提携国に安心を供与し、同時に中国にも安心を供与するという安全保障アプローチを取ってきた。しかしながら、オバマ大統領は中国に対して毅然とした対応を取りつつも、協力関係も維持するアプローチを取り続けることになるとみられる。次期大統領については、どのようなイシューを重視するかによって、対中姿勢にも若干の変化が出てくるかもしれない。

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