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2013年度フェロー(第2期生)紹介

稲谷 龍彦

稲谷 龍彦

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所属先
京都大学大学院法学研究科 准教授
最終学歴
京都大学大学院 法学研究科 法曹養成専攻
派遣先
パリ政治学院・シカゴ大学
派遣期間
2013年9月〜2015年8月

研究テーマ

刑事司法制度についての比較制度分析

2008年に京都大学大学院法学研究科に助教として採用されて以来、刑事司法制度についての研究を行っている。その際、主として我が国の刑事司法制度をより適正なものとするための立法論・法解釈論の探究に力を入れてきた。研究においては、比較法、行動経済学、政治経済学、ゲーム理論、認知科学などの様々な手法を用いて、我が国の刑事手続法解釈論や刑事司法制度論に、新たな方向を示そうと努めてきた。国際フェローシップ・フェローとしては、研究先機関において、あるいはその協力を得て、刑罰に関する政治思想の探究、より精緻な比較制度分析を行うためのスキルの獲得、訪問各国の司法制度の現地調査を行う予定である。

ACTIVITIES

白澤 麻弓

白澤 麻弓

ACTIVITIES

所属先
筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター 准教授
最終学歴
筑波大学 博士課程 心身障害学研究科
派遣先
ロチェスター工科大学
派遣期間
2013年9月〜2014年8月
著書
(共著)『大学ノートテイク入門
(共著)『聴覚障害学生サポートガイドブック

研究テーマ

グローバル社会に学ぶ障害者の高等教育の質的保障

学生時代より現在にいたるまで、障害者の高等教育に関わる問題に一貫して取り組んできた。特に聴覚障害学生の授業参加を保障し、彼らにより質の高い教育を届けるための取り組みについては、自身のライフワークとして、研究・実践の両面から取り組みを続けている。国際フェローシップ・フェローとしては、米国における障害者の高等教育に関する先進事例を取り上げ、特に高度で専門的な教育を保障するために行われている実践について詳細を明らかにする。具体的には、3つの特別プログラムおよび複数の中・小規模大学を取り上げ、支援サービスの提供機関と学部組織を含めた学内全体の体制について情報を収集し、各大学でこうした取り組みを可能にしている要因を探ることで、日本の大学への導入可能性について明らかにする。

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田中 賢二

田中 賢二

所属先
国土交通省 総合政策局物流政策課 企画官
最終学歴
東京大学法学部
派遣先
ロンドン大学(LSE)MPAコース
派遣期間
2013年9月〜2015年7月

研究テーマ

交通・観光政策に係る政策立案能力の向上及び国際的な人脈の形成

1995年、旧運輸省(現国土交通省)に入省。以来、交通分野を中心とする行政業務、研究活動等に従事してきた。これまでの業績のうち、主なものは交通基本法案の策定、東日本大震災によって発生した災害廃棄物の処理、北海道における離島航空路線の維持、北海道エアシステムの経営改革、尖閣諸島の借り上げ、観光立国政策の確立などである。国際フェローシップ・フェローとしては公共政策学を専攻し、政策立案に係る計量分析、行政組織の管理、諸外国の政策比較等に関する知識及び技法の習得を図るとともに、多様なバックグラウンドを有する者との相互理解を深める能力の向上及び人脈の形成を図る。

日野 由香里

日野 由香里

所属先
経済産業省資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 省エネルギー対策課 課長補佐
最終学歴
京都大学 経済学部 経済学科
派遣先
1年目:コロンビア大学
2年目:ブルッキングス研究所客員研究員
派遣期間
2013年10月〜2015年6月

研究テーマ

開発経済

2003年に経済産業省に入省。携わった業務は、中小企業の異分野連携の促進(新連携)、事業再生ADRの企画・立案と実施、法令審査、スマートグリッド・スマートコミュニティの立ち上げを行った。現在は、日本の省エネルギー推進のための、省エネルギー法の改正や、予算、税制、規制改革等を担当している。国際フェローシップ・フェローとしては、経済産業政策とも密接に関わる、グローバルでの金融政策、開発経済等を専攻する。また、世界各国の金融、財政、通商政策や国際機関関係者等とのネットワークの構築を目指す。

廣瀬 泰輔

廣瀬 泰輔

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所属先
国会議員秘書
最終学歴
防衛大学校 人文社会科学群 国際関係学科
派遣先
米国・戦略国際問題研究所 客員研究員
派遣期間
2013年8月〜2014年9月

研究テーマ

日米防衛技術協力にみる、日本の国際研究・開発・生産モデル

2004年に海上自衛隊入隊。艦艇幹部として護衛艦、イージス護衛艦、掃海艇で勤務した後、研究開発部隊で勤務。その間、世界一周の海洋練習航海、インド洋派遣、日米共同訓練連絡官、イージス・システム及びミサイル防衛関連知識・技能習得のための米国留学を2度経験。2011年、自衛隊を退職し、公益財団法人松下政経塾に入塾。将来は、主に外交・安全保障分野を軸に国政を担うことを目指す。国際フェローシップ・フェローとしては、米国の戦略国際問題研究所にて、客員研究員として、「日米同盟進化の鍵〜日米共同研究開発、共同生産の未来〜」をテーマとして調査・研究を行う。具体的には、我が国の防衛生産・技術基盤の育成と強化を図ることを念頭に、日米で新たに連携しうる共同研究開発及び共同生産分野を調査・研究するとともに、特に1980年代以降における米国の軍需産業政策を研究し、もって将来取り組むべき政治的・政策的課題を抽出することを目的とする。

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藤井 さやか

藤井 さやか

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所属先
筑波大学 システム情報系社会工学域 准教授
最終学歴
東京大学大学院 工学系研究科都市工学専攻博士(工学)
派遣先
カナダ・トロント大学スカボロ人文地理学科
派遣期間
2013年9月〜2014年8月

研究テーマ

トロント市の公的住宅団地再生の実態と課題に関する研究

都市計画を専門とし、特に既成市街地における適切な市街地空間形成や快適な居住環境確保を実現する計画・規制・事業のあり方の検討に取り組んできた。実態分析や国際比較を通じてシステムの問題点を実証的に明らかにし、その改善・補完の方策を検討する研究に取り組んできた。主な研究テーマとしては、日本の現行都市計画・建築規制の指定効果と課題、活用方策に関する実証的研究、住民主体の地区レベルの都市計画策定及び運用に関する研究、少子高齢化社会における持続可能な住宅地再生に関する研究などがある。国際フェローシップ・フェローとしては、カナダの公的住宅団地再生事業の事業計画、実施状況、成果等について、現地調査や関係者調査を通じて明らかにし、日本の住宅団地再生への示唆を得ることを目的とする。

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森 聡

森 聡

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所属先
法政大学法学部国際政治学科教授
最終学歴
東京大学大学院 法学政治学研究科
派遣先
米ジョージワシントン大学シグール・アジア研究所客員研究員及びプリンストン大学ウッドロー・ウィルソン・スクール客員研究員
派遣期間
2013年6月〜2015年3月
著書
ヴェトナム戦争と同盟外交―英仏の外交とアメリカの選択。1964年ー1968年

研究テーマ

アメリカのアジア戦略

これまで現代アメリカの外交・安全保障政策を専門に、大きく分けて国際関係史の研究と今日の政治・外交に関する調査・分析・提言という二種類の活動に取り組んできた。国際フェローシップ・フェローとしてはアメリカの対アジア政策、とりわけニクソン政権期におけるアジア戦略に焦点を絞った研究を行う予定。これまでのニクソン政権に関する外交史・国際関係史の研究は、対中接近やベトナムからの撤退といった交渉史に光を当てるものが圧倒的多数を占めている。これに対して今回の国際フェローシップを通じて行う研究は、近年機密指定解除された第一次資料を活用しながら、いわゆる「ニクソン・ドクトリン」の成立過程を超えて、アメリカは具体的にいかなる有事を想定してアジアを防衛する戦略を構築していたのかを明らかにする。この際、大統領と連邦議会との間における国防予算をめぐる駆け引きなどの国内要因も射程に入れ、金融・財政要因と国防戦略との相互連関にも着目したい。

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